サカくま News File 2002
写真提供「雲雀写真館」

アルエット熊本、V甲府に敗れ天皇杯敗退。
 12月8日、天皇杯第2回戦、アルエット熊本FCは敵地山梨小瀬でJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦。
  スタジアムはみぞれの混じる極寒の天候。先週の1回戦と同様、ほぼベストの布陣で臨んだ熊本だったが、前半開始早々の5分に、右サイドを破られ失点。すぐあとの8分もFKから追加点を奪われ、昨年の横浜FC戦を思い起こさせたが、その後は守りを固め前半を終えた。
 後半はDFに松浦、ボランチに藤家、右サイドに野元など次々にフレッシュな選手を投入。しかし、フィジカルなどJ2との差はいかんともしがたく、なんとか2点差でしのぎきるという試合となった。 (12/8)

天皇杯初戦、アルエット順当に福教大下す。
 12月1日、全国で天皇杯第1回戦が行われるなか、わがアルエット熊本FCは敵地博多の森で福岡県代表福岡教育大と対戦した。
 
前半、お互いにボールが納まらず、まったりした展開。福教大のチェックがゆるいせいもあり、FW吉谷、相良が軸のいいチャンスがいくつかある。右センターエリアのルーズボールをFW相良が撃つと、敵GKが後ろにそらしながら先制点になる。
 後半開始早々、MF西村が右側からミドルシュートで追加点。その後、福教大は正面のFKをみごとに決め2−1に追いすがる。その後は、若さにまかせた福教大の攻撃に押されはしたが、決定的なピンチはなく、しっかり守って、アルエット熊本が力の違いを見せつけた。
 2回戦に進んだアルエット熊本は8日13時、山梨小瀬にてJ2ヴァンフォーレ甲府と対戦する。
(12/1)

国士舘大に敗れ、アルエットJFLから降格。
 11月10日JFL最終節、アルエット熊本FCは敵地町田で国士舘大学と対戦した。前節宮崎を下し、残留に首の皮一枚残った状態のアルエット。最終節で勝利をもぎ取り、宮崎がジヤトコに勝利した場合、自動降格から脱出できる。町田には、奇跡を信じるサポーターが熊本からも集まった。
 立ち上がりから攻勢に出た熊本。FW石谷がGKと1対1になるが惜しくも枠を外した。その後は一進一退が続くが、国士舘大の堅い守りになかなかゴールを割れない。逆に35分、左サイドから上がったセンタリングに国士舘大きっちりとヘッドで合わせ先制。前半を終える。
 後半、熊本は石谷に代え相良、DF村上を代えMF野元を投入。20分には上がったDF松浦がヘディングを放つが、惜しくもバーの上を越えた。35分にはその松浦を下げ、MF半田を入れ、パワープレーを試みるが時すでに遅し、タイムアップの笛がなり、0−1で敗れた。
 この結果、アルエット熊本FCは17位という成績で終了し、宮崎とともに地域リーグに自動降格となった。 (11/10)

宮崎下し、アルエット残留に望みつなぐ。
 JFLの第16節、アルエット熊本FCはホーム水前寺に最下位のプロフェソール宮崎を迎えた。今節この試合に負けた方が地域リーグへの降格が決まってしまうという重要な一戦。熊本はほぼベストメンバーを揃えた。
 しかし、ボールの落ち着かない試合開始早々6分、宮崎に右サイドから上げられたセンタリングをうまく押し込まれ、手痛い失点。天気同様、暗雲が立ち込める。負けられない熊本は22分、FW石谷が左サイドにドリブルで持ち込み強引にシュート。キーパーがクリアしたボールをMF田尻がシュートするが、DFに当たってゴールならず。32分にも石谷が持ち込みシュートを放つが、惜しくも枠を外した。
 後半、熊本は右サイドにMF野元を投入。この采配が当たり、7分野元の上げたセンタリングをFW吉谷がきっちり合わせて同点にする。その後は降着状態が続くが、37分敵DFが手薄なところを田尻がねばりセンタリング。これを吉谷が落ち着いて決めて遂に逆転。残り時間を逃げ切り、熊本がJFL残留に望みをつないだ。 (11/2)

アルエット連敗。JFL残留に赤信号。
 リーグ戦残すところ3試合となったJFLの第15節、自動降格圏内17位に位置するアルエット熊本FC熊本は、直近16位のSC鳥取と敵地東山で直接対決となった。
 大陸から張り出した低気圧の影響で、極寒と強風となった悪コンディションのなか前半風上に立ったアルエット。ほぼベストメンバーで臨んだが、堅い鳥取の守備のまえになかなかフィニッシュまで繋がらない。一方、下位熊本を突き放したい鳥取は我慢の前半を折り返すと、後半開始早々猛ダッシュ。9分に小林が熊本DFのクリアミスをゴールに繋げると、その後は風上をうまく利用して徹底的に守備からのカウンター攻撃に徹底。後がない熊本もパワープレーで追いすがるが、遂にゴールならず。痛い黒星を喫した。
  この結果、16位の鳥取とは勝ち点差4となり、JFL残留に赤信号が灯った。 (10/27)

アルエット、FC京都に手痛い敗戦。
 リーグ戦終盤を迎えたJFLの第14節、自動降格圏内の17位に低迷するアルエット熊本FCは、10月20日八代運動公園にFC京都1993を迎えた。
 前半開始からどちらかというと京都ペース。サイドから攻撃の形をつくる。一方の熊本はパスミスやオフサイドが多く、シュートチャンスにならない。前半終了間際、京都スローインからのボールに詰められゴールネットを揺らされたが、これはキーパーチャージで事なきを得た。
 しかし後半開始早々、左サイド奥から上げられたセンタリングに、1枚余っていた右サイドの京都FWがきれいにボレーで合わせて先制。その後もしばらく京都の時間帯が続く。熊本も選手を入れ替え反撃。24分、32分には、相良がヘッドで合わせるが、ともにGKがファインセーブ。33分、35分にもペナルティエリア内に侵入したが決まらない。ロスタイム、CKから怒濤の攻めで混戦を招いたが、最後の藤田のシュートもDFクリア。1点が奪えずホイッスルが鳴った。 (10/20)

アルエット、ソニー仙台に引き分け。
 リーグ戦終盤を迎えたJFLの第13節、アルエット熊本FCは10月13日敵地仙台でソニー仙台FCと対戦した。
 前半開始早々、ゴール前のパス交換からFW吉谷が抜け出しネットを揺らすもこれはオフサイド。その後は6:4で仙台ペース。前半終了まぎわアルエットの時間帯が来るが、ノーゴールのまま折り返した。
 後半15分、FW石谷がシュートするが惜しくも敵GKに阻まれる。逆に仙台もフリーキックから押し込むが、GK中西が好セーブ。なんとか勝ちに行きたい熊本は、MF藤田に代えて吉田、吉谷に代えて吹氣を投入。35分、仙台のヘディングシュートがゴールポストにはね返される危ない場面も。40分にはDF中山が相手タックルを受け負傷、仲安と交代。最後まであきらめずゴールを狙ったが、試合終了。引き分けによる勝ち点1を得た。 (10/13)

JFL再開。アルエット、愛媛FCにドロー発進。
 国体で中断されていたJFLの第12節、10月6日水前寺競技場でアルエット熊本FC対愛媛FCの試合が行われた。
 降り出した雨のなか足元を取られるのか、両者とも慎重な試合運び。しかし徐々に愛媛がボールを支配、前半3分、10分にミドルシュート、14分にはペナルティエリア内に持ち込みシュートを放つが枠をそれた。前掛かりな愛媛に対し、熊本はインターセプトからのカウンター。20分に敵陣で奪ったボールをFW吉谷にパス。これを吉谷が振り抜いて豪快にシュート。熊本が先制する。40分にも吉谷が持ち込みGKと1対1となるが、これは惜しくも枠を外した。
 サイドが変わった後半開始早々、新加入FW石谷が持ち込んで撃ったがバーに嫌われる。その後は、点を取りにきた愛媛の猛攻を必死にしのぐ一方的な展開。32分、熊本MF田尻が放ったミドルシュートに愛媛GKが手を滑らせるがCKに逃げられた。43分の最大のピンチも、GK中西のスーパーセーブと、最後はDFの掻き出しで難を逃れ、このまま終了かと思わせたが、続くCKのクリアをボレーシュートで決められ同点に。試合は1−1で引き分け。熊本は勝ち点1を得るにとどまった。(10/6)

高知国体、熊本成年代表惜しくも準優勝
 高知国体、熊本県成年男子サッカーチームは、9月24日行われた決勝戦で大阪府代表に0−1で惜敗、準優勝に甘んじた。
 ほぼアルエット熊本FCで構成する熊本県選抜は、1回戦でソニー仙台を主力にした宮城県を2−0、続く2回戦も昨年度準優勝の静岡県を1−0と完封勝利。準決勝は九州ブロック決勝の再来、鹿児島県相手に手こずるものの、延長Vゴールで辛勝。いずれもDFの堅守とFW相良の得点で決勝まで駒を進めた。
 佐川急便大阪を中心に構成する大阪代表との決勝戦は、両者無得点のまま前半を終了。堅い守りからカウンターでの得点というシナリオどおりの試合運びとなったが、後半30分に一瞬のすきをつかれて手痛い失点。0−1で涙をのんだ。
 しかし、ほぼJFLレベルの各県代表との戦いのなかでの全国2位。新戦力との歯車がようやく合いだした感のアルエット熊本。10月6日に迫ったリーグ再開での躍進が期待される。(9/25)

アルエット、新戦力加入し、天皇杯初戦は福教大
 第82回天皇杯の組合せが9月12日発表され、県代表アルエット熊本は、開幕日の1回戦12月1日、福岡・博多の森陸上競技場で同県代表福岡教育大と対戦することになった。これに勝ち抜けば筑波大対J2甲府の勝者と対戦する。
 またチームはこの日、3人の新加入選手とFW植木亨選手ほか2人の退団を発表した。新加入選手の名前・プロフィールは以下のとおり。(9/13)
●石谷吾一 (いしたに ごいち) FW
生年月日:1979.7.6  身長/体重:169cm/69kg
出身:鹿児島県
経歴:鹿児島実業高→インディペンディエンテFC→ザガン鳥栖 
●金子真弥 (かねこ しんや) MF
生年月日:1981.5.10 身長/体重:173cm/67kg
出身:埼玉県
経歴:伊奈学園高→大原学園→大宮アルディージャ(練習生)
●京都 裕 (みやこ ひろし) GK
生年月日:1983.3.17
出身:熊本県
経歴:熊本工業高→熊本学園大

アルエット、PK戦制し天皇杯代表へ。
 第82回天皇杯の県代表を決めるNHK杯県選手権の決勝戦、アルエット熊本FC対ルーテル学院高は、9月8日水前寺競技場で行われた。
 開始2分アルエ右サイド村上からのセンタリングに相良のシュートはオーバー。11分にも田尻のポストプレーから松浦がシュートを放つが枠外。22分吹氣のセンタリングに相良が合わせたがこれもクロスバーの上。決定機を決めきれず31分、一転ルーテルにゴール前に詰め寄られるが、これはなんとかアルエDFがクリア。35分オフサイドトラップをかいくぐり、相良がドリブルで持ち込みようやくアルエットが先制。しかし、その後もルーテル森山にペナルティエリア内でシュートされるなど、両者互角の攻防が続いた。
 1点ビハインドのルーテルは、後半開始早々のアルエットの攻撃を凌ぐと、19分森山のシュートがこぼれたところを鈴木田が押し込み同点。アルエットの動きが悪くなると、若さににものをいわせ押せ押せムードに。しかし、ここはアルエットもふんばり、同点のまま後半終了。
 延長戦、いくつかのチャンスがアルエットにあったが、これもルーテルが凌ぎ決着つかず。最後はPK戦にもつれ込み、アルエットがなんとかJFLの意地を見せ、ルーテル学院を下し、天皇杯県代表権を獲得した。(9/8)

天皇杯県予選、アルエット、ルーテルが決勝進出。
 第82回天皇杯の県代表を決めるNHK杯県選手権の準決勝2試合が、水前寺競技場で行われた。
 第1試合、ルーテル学院(高校)対ランザ熊本(九州リーグ)は、豊富な運動量のルーテル学院が4−1とランザ熊本に快勝。
 第2試合、アルエット熊本FC(JFL)対大津高(高校)は、前半アルエット右MF村上のグランダークロスをFW相良が決め先制。後半にも大津ディフェンスのクリアミスをMF西村が押し込んで追加点。大津高も粘り1点をもぎとったが、反撃もそこまで。2−1で涙をのんだ。
 決勝のアルエット熊本FC対ルーテル学院は、9月8日(日)水前寺競技場で13時から行われる。 (9/1)

アルエット熊本、高知国体に進出。
 第57回国民体育大会夏期大会の代表を決める九州ブロック大会が8月17・18日の両日鹿児島県国分運動公園などで行われた。アルエット熊本FCにランザ熊本からGK藤枝を加えた熊本県成年男子代表は、1回戦長崎代表に1−0、2回戦は大分代表に1−0と勝利して国体出場権を獲得。決勝戦では鹿児島代表と対戦し、3−3のままPK戦に突入。ランザのGK藤枝の活躍もあり4−2でPK戦を制し優勝を飾った。
 ルネサンス熊本と熊本ユナイテッドSCの合同チームの成年女子は佐賀、沖縄を退け、決勝戦こそ福岡に0−4で敗れたものの代表権を獲得した。
 大津高、学園大付属高、ルーテル高選抜の少年男子も佐賀、鹿児島を下し、沖縄に破れはしたもののパート1位、総合3位で代表権を獲得した。
 本戦の「よさこい高知国体」は9月21日から開催される。 (8/20)

アルエット、栃木SCに大敗。
 8月10日JFL第11節、アルエット熊本FCは敵地にて栃木SCと対戦。連敗中の熊本は4バックにして挑むが前半13分左サイドからのクロスをヘッド合わせられ先制を許すと、41分にもヘッドで失点。
 後半3トップにして攻撃に転じるが、3分に失点。PKのチャンスも栃木GKに阻まれる。その後松浦を上げパワープレーを試みるが、逆に2失点を献上し、終わってみれば0−5。10月までの中断前の大事な一戦だったが、大敗を喫し、17位に転落した。 (8/10)

YKK FCに逃げ切られ、アルエット連敗続く。
 8月3日JFL第10節、アルエット熊本FCはYKK FCをホーム水前寺に迎えた。開始から互角の戦い。2分にはMF藤田のヘッド。10分には同じく藤田が左サイド深く切れ込み上げたクロスはサイドバーに当たる。YKK FCの時間帯もしのぎ、44分にはロングフィードを競ったFW相良がPEに入りこんでシュートしたが決めきれず。
 後半も10分までは熊本のペース。YKKの動きもおかしい。しかし再三のMF野元からのクロスに合わせられない熊本。徐徐にペースを取り戻したYKKは18分、右からのクロスをFW長谷川がヘッドで決め先制。熊本はFW植木、MF坂田を投入。最後はDF松浦をトップに上げて奇襲に出たが、YKKも譲らず、0-1のままYKK FCが逃げ切った。(8/3)

佐川東京に惨敗、アルエット浮上せず。
 7月27日JFL第9節、アルエット熊本FCは敵地多摩スタジアムで前節3位の佐川急便東京SCと対戦。ディフェンスラインに故障していた田中も復帰し期待された。
  猛暑のなか前半互角の勝負を続けたが、33分にペナルティエリアのファールでPKを与え先制を許す。後半も17分に追加点を献上すると、その後は佐川東京の攻めをしのぎきれず次々と失点。終了まぎわにもFKから決められ0−5と完敗した。 (7/27)

アルエット、首位Honda FCにあと一歩及ばず。
 7月20日JFL第8節、アルエット熊本FCはホーム水前寺に首位をひた走るHonda FCを迎えナイトゲーム。立ち上がりから強豪チーム相手に一歩も引かず攻勢に出た熊本は、1分にはFW相良が右からクロスを上げるがFW吉谷には合わず。9分ゴール前で相良がトラップしてシュートを放つもGK。13分にも相良からのパスを吉谷が撃つが右にそれた。22分にはMF藤田からのダイレクトパスを吉谷がシュートするも左にそれる。30分にはFKを早いタイミングで相良へ、得意の切り返しでシュートを放つがGKに阻まれた。本田は33分に左コーナーから上げたクロスを新田がフリーでヘッドで捉えたが、ゴール左に外す。チャンスは熊本に多いなか前半を終える。
 前線のコンビネーションミスが多かった前半をどう修正してくるか不気味な後半の本田。まず12分には熊本相良がDFのトラップミスを強引にシュートするもGK。15分には本田にアーリークロスからシュートされたがここは名手GK中西がセーブした。沈黙していた本田の攻撃陣もFWを入れ替え怒濤の攻めを開始、両者撃ち合いとなる。22分には熊本吉谷のシュート、DFのクリアを相良が、さらにMF野元がシュートするもはね返される。33分、疲れが隠せない熊本のDF陣のすきをとらえ、遂に本田MF吉村が押し込み得点。熊本はFW植木を投入し諦めずに攻め続けたがタイムアップの笛が鳴った。(7/20)

アルエット、静岡産業大に完封負け。
 7月13日JFL第7節、アルエット熊本FCは敵地ジュビロ磐田スタジアムで現在16位の静岡産業大学と対戦。前半2点のビハインドで折り返したが、後半にも1点を追加され、結局0−3で完封負けを喫した。
 台風の影響か、試合前の激しい雨にぬかるんだピッチ。どちらにもチャンスがあった立ち上がり9分、静産大がミドルシュートから先制。つづく14分にも左アーリークロスから追加点を上げる。熊本にもチャンスがあったがものにできず前半を終える。
 2点のビハインドを追いかける熊本は後半、定石どおりMF坂田に代え藤田を投入するが、一瞬のすきをつかれ三度失点。0−3を追いかける熊本は前線でプレスをかけて戦ったが、無念の終了ホイッスル。完封負けで敵地を後にした。
 (7/13)

アルエット、強豪大塚と激戦。価値ある勝ち点1。
 W杯中中断していたJFLが再開。アルエット熊本FCは7月7日大津運動公園球技場に大塚製薬を迎えた。
 立ち上がり慎重な試合はこびの大塚に対し、熊本は3分にMF田尻、5分にFW吉谷がシュートを放ち攻勢に出る。11分にはFW相良とのワンツーからMF西村がうまくディフェンダーをかわしシュートするが左に外れた。
  逆に20分、自陣バックパスを奪われシュートまで持ち込まれる。これをGK前田がうまく防いだが、こぼれ玉を林に押し込まれ先制された。しかし熊本も31分、FW吉谷からのパスを相良がPE内に持ち込み、敵Dをかわして同点とした。が、大塚はすぐにCKからの混戦にボレーシュートを決め追加点を上げる。両者応酬のなか1−2で前半を終える。
 サイドが代わった後半9分、GK前田のキックを拾った敵Dから渡ったボールを片岡がミドルシュートで決め大塚が突き放す。しかし、この日献身的な動きをしていた田尻がPE左から放ったシュートが敵GKのミスを誘い2−3と追い上げる。28分には吉谷が右サイド深く流れてGKを連れ去ると、絶妙のマイナス・パス。これを相良が落ち着いて押し込み同点。勢いづいた32分には相良がPE内で敵Dをうまくかわしてついにハットトリックの逆転弾。押せ押せムードのスタンドの後押しもあり、このまま逃げ切れるかと思われたが、ロスタイムに続いたCKをしのぎきれず痛恨の再同点。勝ち星は逃したものの猛暑のなかの激戦を分け、価値ある勝ち点1を手にした。(7/7)

アルエット熊本、強豪デンソーに追いつけず
 5月5日(日)JFL第5節、アルエット熊本は敵地刈谷総合運動公園で強豪デンソーとぶつかった。
 アルエットは開始早々3分の落ち着かぬ時間帯に、左サイドからの折り返しをフリーにしてヘッドで先制させる。その後もボール支配率で優るデンソーの前に、ロングボールの蹴りこみに終始し形が作れない。26分、27分にはFW相良がシュートを放つも、いずれもゴール右にそれる。逆に30分には自陣ゴール前からワンツーでDラインを破られ、追加点を喫する。34分にもデンソーは、FKからのゴール前の混戦を押し込むが、これはオフサイドで難を逃れた。前半終了まぎわに負傷したMF田尻に代わって吉谷が入り、得意のサイド攻撃が見られ始めるが前半を終了。
 だが、守備の修正を意識した後半開始4分に、手痛い失点。その後も、デンソーの高い位置でのチェックからの反転に危ない場面が続く。16分、ゴール正面で西村が倒されFKのチャンス。MF藤田の左足から放たれたボールは、クロスバーに当たるも、ゴール内に吸い込まれ1点。ようやく息を吹き返し始めたアルエットは、34分にも途中交代出場の吹氣 が、ゴール前にこぼれたボールに詰めて追加点をあげ1点差に。逆に39分にはオフサイドをかいくぐった相手と1対1となったが、ここはGK中西がファインセーブ。終了まぎわにはアルエットのセットプレーのチャンスが続いたが、惜しくもタイムアップ。勝負強いデンソーに逃げ切られた。(5/5)

DF東選手が退団
 NTT九州時代からディフェンスの要として活躍した東俊行選手が、転勤のためチームを離れることになった。
 昨季は、故障のため開幕には間に合わず、悔しい思いをしたが、回復してからチームは勢いを得、JFL初挑戦でAクラス入りという快挙を支えた。今季は逆に、故障者の多いDF陣にあって開幕からスタメンでラインをリードしていただけに、退団が惜しまれる。
 これを機に現役を退くという東選手は、「これからは応援者として、アルエットが早くJに上がれるよう願っている」と、多くの思い出のつまった水前寺競技場を後にした。 (4/28)

アルエット熊本、今季初黒星喫す
 4月28日(日)JFL第4節、アルエット熊本はホーム水前寺に横河電機を迎えた。
 立ち上がりからアルエットは再三好機をつかみながら、ゴールを奪えない。逆に19分、FKからヘッドで決められ横河に先制を許す。後半、退場で一人少なくなった横河に対し、FW吹氣、MF吉谷を入れ攻撃的な布陣で反撃するも、横河GKの好守もあって、最後までゴールを割れなかった。 (4/28)

アルエット熊本、アウェーでジヤトコにドロー
 4月20日(土)JFL第3節、アルエット熊本は静岡県は富士総合運動公園で昨期3位のジヤトコと対戦した。
 今期スタートから1分1敗と波に乗れないジヤトコに対し、前節2点のビハインドをはね返し勢いずくアルエット熊本。いつもの守備的なシステムからスタートしたアルエットは、支配率で優るジヤトコに対し、前半をしのいだ。後半は、両者決定的なチャンスもあったが決めきれず。終了まぎわまでジヤトコの猛攻があったが、デフェンス陣が踏ん張り、アルエット熊本はアウェイで引き分け。強豪ジヤトコから貴重な勝ち点1をもぎとった。 (4/20)

アルエット熊本、佐川大阪に逆転勝利
 4月14日(日)JFL第2節、アルエット熊本はホーム水前寺に今期昇格の佐川急便大阪SCを迎え、13時キックオフ。
 開始早々11分、佐川大阪のCKがブラインドになったのかオウンゴールで先制を許す。その後も佐川大阪の中盤のチェックに苦しみ熊本はなかなか形が作れない。ようやく27分に粘ったFW植木が中央のMF西村に折り返したがシュートは枠をはずれた。ほとんど佐川大阪に支配される形で前半を終えた。
 サイドが代わった後半4分には、右サイドを崩され追加点を許す。先週を思い出させる失点。しかし7分、MF藤田のFKをFW相良がうまく落としたところをFW植木がみごとに振り抜きゴール。流れをつかんだアルエットは、24分にも右サイドに走りこんだ西村からのセンタリングを相良がヘッドで決め同点に追いつく。ついに40分には藤田が敵Dの裏にうまく出したパスに、途中から入ったFW吹氣が反応して逆転ゴールを決める。ロスタイムまでの佐川大阪の攻撃をしのぎきり、アルエット熊本がホーム観客の前で大逆転劇、勝ち点3をもぎ取った。 (4/14)

ブレイズ熊本が解散
 熊本からJリーグを目指し昨年までKyuリーグで活躍したブレイズ熊本が、降格を機にトップチームを解散した。ユースとジュニアは活動を継続する。(4/8)

アルエット熊本、ホーム開幕戦は引き分け
 4月7日(日)JFLは各地で開幕し、アルエット熊本はホーム水前寺にアローズ北陸を迎えた。
 立ち上がりからボールはアルエットが支配し、25分にはMF田尻がGKと1対1になるもこれは正面でキープ。28分には敵ゴール前で得たFKにMF西村、藤田がトリックプレーを見せるが、壁に阻まれた。前半もロスタイムに入ったころ、右サイドで粘ったFW植木が上げたセンタリングに藤田がボレーでシュート。先制点を奪った。
 後半もアルエットの時間が続いたが、アローズ北陸が選手交代。これに呼応してアルエットも野元を下げ吉田、中山に代え仲安を投入。しかし、このシステム変更の最中、アローズに失点を許してしまう。その後は思うように形が作れず、763人の観客を迎えたホーム初戦は、1−1の引き分けに終わった。 (4/7)

アルエット熊本、更に3名の新加入選手を発表
 JFL開幕まであと1週間に迫った3月29日、アルエット熊本FCは更に3名の追加登録選手を発表した。
 新たに加わるのはブレイズ熊本から移籍のFW野元とDF中山、国見高出身のDF松浦。野元と中山はこれまで国体代表選手として、アルエット熊本選手とともにプレーした実績を持つ。既に発表し合流している12名の新加入陣に加え、計15名 の補強となった。3名のプロフィールは以下のとおり。(3/30)
●FW野元恒兵#34(熊本県出身・ブレイズ熊本)
●DF中山貴夫#35(山梨県出身・ブレイズ熊本)
●DF松浦史典#36(熊本県出身・国見高)

KKTカップ決勝、アルエット、国府高を下す。
 JFL開幕まであと2週間に迫った3月24日、アルエット熊本FCはKKTカップ決勝戦に登場した。準決勝でQリーグ熊本教員蹴友団を倒し波に乗る国府高校との対戦。
 序盤から固さの見えるアルエット、4分にFW相良、24分にはMF仲安がシュートを放つが枠の外。連携にもぎこちなさが残る。25分には逆に国府高に先制点を許す。
 サイドが換わった後半4分、FW植木とのパス交換からMF吉田がDFを抜き去り同点にするとアルエットが反撃開始。17分にはゴール正面で得たFKのチャンスを、MF藤田が右足で直接ゴール。19分、33分にもFW相良が追加点を上げ、 終わってみれば4−1と、高校生に対し力の差を見せつけた。(3/24)

アルエット熊本FCが、新入団選手を発表
 3月4日午後4時から交通センターホテルで、待ちに待ったアルエット熊本FCの新入団選手が発表された。
  昨シーズンJ2大宮から、期限付き移籍で活躍したDF田中光男選手が今シーズンは正式移籍。 また、同じく鳥栖からはGK前田義貴選手を獲得した。合計12名の新戦力でアルエット熊本は今期目標「3位以内」と力強く宣言した。 新入団選手は以下のとおり。なお、迫田、前田、城戸の3選手が退団した。(3/4)
●DF松下邦昭#6(大津高→福岡大)
●MF吉田陽一#11(国見高→近畿大)
●MF半田幾也#16(静岡学園高→静岡産業大)
●GK前田義貴#21(龍谷高→福岡大→サガン鳥栖)
●MF仲安啓介#24(藤枝明誠高→奈良産業大)
●DF田中光男#26(前橋育英高→大宮アルディージャ)
●FW菅智史#28(大津高)
●MF辰巳禎一#29(国府高)
●DF松岡卓#30(国府高)
●DF西村拓矢#31(国府高)
●MF伊藤公介#32(国府高)
●DF市村修一#33(九州学院高)

アルエット熊本FC始動!J2鳥栖と練習試合。
 JFLチーム、アルエット熊本FCは、2月16日大津町運動公園球技場にJ2サガン鳥栖を招き、今年初めての練習試合を行った。ほぼレギュラー陣を揃えた鳥栖に対し、アルエットはトップこそ相良、植木とおなじみの顔だが、内平、松本、藤家という全く新しいディフェンスラインで挑んだ。その後も松下、半田、菅などの新人を随所に起用し、多彩なフォーメーションを試すアルエット。連携に難を残し試合は0−6で敗れたものの、今期の活躍を十分予感させる内容であった。
 なお、新入団選手および今期の布陣については、来週発表の予定という。(2/16) 

U-18九州スーパーリーグ構想浮上。
 Jクラブを含めた高校生世代の九州王座を決める新リーグ「U-18九州スーパーリーグ(仮称)」構想が浮上している。現在、高校世代のリーグ戦としては関東地区の高校スーパーリーグ、中日本、関西などの前例がある。九州地区では4年前から有志の高校による「九州ジュニオールスーパーリーグ」を開催しているが、こちらは1、2年生を対象にした育成が目的。新リーグ構想は、日本協会公認の公式戦で、各県からの代表2校にクラブチームを加えた、全体で18〜20チーム程度の構想。03年の3月開催実現に向け調整が続けられている。実現すれば3月から2、3ヶ月の日程で開催される予定。セントラル方式となれば大津町運動公園は有力な会場候補といえよう。(2/12) 

Jキャンプ 湘南、名古屋、大分がテストマッチ。
 1月30日の湘南をかわきりに、2月4日の名古屋、大分と次々にJチームが熊本入りし、順調にキャンプスケジュールを消化している。6日は名古屋対湘南の練習試合が行われ、ほぼ両者ベストメンバーのなか、1−1で引き分けた。同日午前に行われた名古屋対福岡には大津高出身の原田選手も出場し、2−1で勝利をものにした。
 9日は水前寺競技場で、名古屋対大分の練習試合が45分×3セットで行われた。決定力を欠く大分に対し、名古屋はウェズレイが3得点。サブメンバー中心での3セット目にも2点を追加した名古屋がJ1の貫禄を見せた。
 また同日、横浜FMも熊本入り。KKWINGを中心にキャンプを張る。 (2/9) 

かりゆしFC、熊本教員蹴友団が昇格、Kyuリーグ。
 九州リーグ各県決勝大会最終日は20日、福岡県春日市の春日公園球技場などで準決勝2試合と決勝戦が行われ、優勝した沖縄かりゆしFC(沖縄)と準優勝の熊本教員蹴友団(熊本)が、九州リーグ(Kyuリーグ)に昇格することになった。 九州リーグ昨季優勝のプロフェソール宮崎(宮崎)がJFL昇格を決めたため、九州リーグ9位のランザ熊本(熊本)と各県リーグ決勝大会準優勝チームとの入れ替え戦は、規約により実施されないことになっていた。ランザ熊本も九州リーグに残留。(1/21)

佐川急便大阪、プロフェ宮崎が昇格、来期JFL。
 全国地域リーグ決勝大会・決勝ラウンドは、大阪府鶴見緑地で1月12日〜14日行われ、佐川急便大阪FCとプロフェソール宮崎、南国高知FCの3チームが2勝1敗づつで並んだが、得失点差(総得点)で、佐川急便大阪FCとプロフェソール宮崎のJFL昇格が決まった。(1/14) 

アルエット熊本、初のセレクションに40名が応募
 1月12日(土)小春日和の大津町運動公園で、アルエット熊本のセレクションが実施された。40名の応募者のなかからこの日は30名以上が参加。午前中は短・長距離走、5vs5でのミニゲーム。午後からはフルコートを使ったゲーム形式で選抜の目にかけられた。ほとんどの応募者が20歳前後。なかには元JリーガーやJFL経験者など即戦力として期待される選手も。また県出身者や高校生の姿もあり、熊本のトップチームとしての存在を感じさせた。アルエット熊本ではこのなかから有望な選手を選抜し、来期は、より選手層を厚くしてJFLリーグに望むことになる。(1/12)  

熊本ベルギー協会設立
 W杯に出場するベルギーチームの熊本キャンプ内定を受けて、熊本のキャンプ地招致県民推進会議を母体に、2月6日に熊本市の熊本ホテルキャッスルで熊本ベルギー協会が設立される。当日は釜本邦茂・日本サッカー協会副会長の記念講演が予定されている。(1/8) 

大津、国立への夢敗れる。国見に惜敗。
 全国高校選手権準々決勝、国立を賭けた大津高校対国見高校戦は、1月5日大宮公園サッカー場で行われ、惜しくも1−2で大津が敗れ、県勢初のベスト4進出はならなかった。
 試合は開始早々8分にゴール前の混戦から国見が先制点を押し込むと、すかさず大津も持ち前のスピーディなボール廻しからFW中山のシュートが決まり同点。しかし、同22分に右サイドから攻め上がった国見が 追加点を上げ突き放す。後半に入っても国見の厳しいチェックにパスコースを封じられ、なかなか形が作れない大津。終了まぎわまで粘りを見せたが無情のホイッスル。念願の国立出場はならなかった。(1/5)

大津PK戦で浦和南を下しベスト8進出。
 全国高校選手権3回戦の大津高校対浦和南の戦いは、1月3日大宮公園サッカー場で行われ、2−2の同点。PK戦による決着を大津が4−2で制し、ベスト8進出を決めた。前半開始早々、大津は右サイドからのDF荒木のクロスをMF稲田が振り抜きゴール。先制する。しかしその後は、浦和南の中盤のチェックに苦しみ、逆に23分浦和南DF奥江にミドルシュートを打たれ同点に。サイドが替わった後半、互角の展開のなかから25分、大津稲田がGKのクリアミスをすかさずゴールし追加点をあげる。だが浦和南もスリートップにシステム変更すると怒濤の攻撃を続け、遂に36分再び同点に。80分では決着が着かずPK戦へ。ここでPK戦を予想して投入していたGK時久が活躍。4−2でPK戦を制し、粘る浦和南を下した。
 大津はベスト8に進出。国立を賭けて5日強豪国見高校と戦う。 (1/3)

大津1−0で丸岡下し初戦突破。
 全国高校選手権の大津高校対丸岡高校の戦いは、1月2日埼玉スタジアムで行われた。立ち上がりからボールを支配する大津が、再三丸岡のゴールを脅かすが、丸岡GK瀧波の好守に阻まれ点にならない。0−0のまま折り返した後半14分には、丸岡が決定的な形を作るが、これは大津GK田中がスーパーセーブ。同27分に左サイドからMF稲田が上げたセンタリングにMF宮崎がきっちり頭で合わせ大津先制。終了まぎわまで粘る丸岡を振りきり、4年前の雪辱を果たした。
 大津は3日、埼玉代表の浦和南と対戦する。(1/2)